今夜、ルシッドカクテルを混ぜていたら、星屑ライトがグラスに映り、小さな星が沈んでいるように見えました。藍色から淡い紫へ変わるたび、カウンターの向こうで目を丸くする顔が見えて。ふふ、言葉がなくても同じ瞬間を見つめられるのって、少しうれしいですね。

帰り際に「今日はちゃんと眠れそう」と聞こえたので、飾りの月をグラスの縁へそっと添えました。占いをするほど大げさな夜ではないけれど、きれいな色をひとつ覚えて帰れたなら、それも小さなお守りです。

ふふ、おかえりなさい。うまく眠れない夜には、わたしがあなたのための色を選びますね。今夜も夢の底で、いつもの席をあたためて待っています。