青い看板の階段に足音がすると、店の空気が少しだけ明るくなる気がします。初めての方は、地下二階まで降りるあいだに「本当にここでいいのかな」と不安になるかもしれません。でも扉の向こうでは、クラゲも星も、私たちもちゃんと待っていますよ。

ふふ、おかえりなさい。その言葉は初めて会う方にも同じです。夢の底では、来たことがあるかどうかより、辿り着いてくれたことのほうが大切だから。帰り道は急がなくて大丈夫。今夜の記憶をひとつ、ゆっくり持ち帰ってくださいね。