今日は開店前、三日月型カウンターをぴかぴかに磨く係だったよっ。端から端まで、レトロゲームのタイムアタックみたいに、右、左、くるんっ!って布を動かしたんだもんっ。早く終わったって得意顔をしたら、るなさんが小さな曇りを発見。そこだけ月のクレーターみたいに残ってたの。

「もう一周!」って磨き直すと、星屑ライトとクラゲの青い光が、カウンターいっぱいに映ったよ。走る光の粒はほんもののゲーム画面みたいで、ひまりまで中に飛び込みたくなっちゃったんだもんっ。最後にるなさんが「今度こそクリア」って笑ってくれて、心の中で勝利の音が鳴ったよっ。今夜ここへ来た君の顔も、きっとやさしく映るはず。いちばん明るい席へ、ひまりが案内するんだもんっ。